28の法則+ α

前回の記事で,2割~3割の商品が、7割~8割の売上を構成すると言う事をお伝えしました。

さて販売当日、あなたが販売業者さんについて商品を教えてもらって

「売れ筋の2~3割の商品知識と売り方を憶えました!
ただ、2~3割以外の商品もきちんと覚えて売るようにします!
さあ今日一日頑張って販売します!」

と意気込む前に…ちょっと待ってください。

もう一つ考えてほしい事があります。
「2~3割の売上構成」しか見込めない「7~8割の商品」の中に潜んでいる罠があります。

それは、

 「業者が今後、売っていきたい、売れ筋に育てていきたい」或いは

 「販売業者が自信を持ってお客様におススメできる商品」

という商品が隠れていませんか?

という事です。

商品のサイクルというものがあります。プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)と言ったりもしますが、そんな難しいマーケティング用語はおいといて…。

どんなに売れる商品も時がたてば飽きられる時がきたりします。ですので販売業者の中には、次代で売上を作っていきたい新しい商品を持ってきている時があります。

これらの商品は、あなたが売場に立った日に、めでたく売れるかもしれませんし、全く売れないかもしれません。

さて、あなたが優秀な販売者として、すべきことは何でしょうか?

売れ筋商品を頑張って販売しつつ…

 ① 商品認知をとる!(来店客に告知を必ず行って商品を気づいてもらう、知ってもらう)

  例えば常連客でいつも同じ商品しか買わないお客様や、既に別の商品を買っていただいているお客様にも
  「新商品」や「自信のおすすめ商品」の紹介をする!(今度こんな新しい商品が出たんですよ!)

 ② 売り方(お客様が興味を示してくれるトーク、試食の要不要、試食の方法)などを、試行錯誤して
   販売業者に情報のフィードバックをする!

その日の売上を確保しつつ、これらの協力ができれば言う事ないのですが、まぁ販売中級者編という事で、販売のお仕事が間もない方は、2~3割の商品をガンガン売ることに専念された方が良いかもしれません。


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