販売といっても…接客経験だけで販売が出来るのか?(売れる販売員であるために)

販売スタッフ募集の採用広告を作るときに、

 「接客経験者・販売経験者 歓迎」

と書くのですが、それは募集者のすそ野を広げるためであり、

接客業を経験してきたから、すぐそのまま販売に通用するとは限りません。


「接客経験有ります」


という応募者の多くはホールスタッフなどの経験者ですが、

接客スキルに加えてお客様に気配りをするという事を意識して仕事をされた方なら、販売のお仕事もきちんとこなして頂ける可能性は高いと思われます。

ですが「販売者(業者や店舗)が満足する売上をあげれるか」というと未知数です。



また販売経験者であっても、例えば

 「コンビニやパン屋、お弁当屋さんで販売していました」

とか

 「スーパーの食品レジをやってました」

と言われる方もすぐに通用することは少ないようです。


なぜなら、こいう方々は

「お客様が自ら勝手に選んだ商品を自分のレジまで持ってきてくれる」

という販売しかしていない可能性が高いからです。

もちろん、レジが出来ることだったり、商品や代金釣銭のやり取りなど、お客様を不快にさせないやり方がありますから、それらを知っている事は良い事なのですが、

それだけではやはり

「満足する売上」

は上げれない方が多いようです。




販売スタッフを募集するとき、実はこのような人を求めています。

 「お客さまの商品の選択に関与してお薦めした商品を買っていただく事」を経験している人、

或いはそれを出来そうな人を採用することにしています。


ですから販売業務への面接のおりには、

「接客経験」をアピールすることも大切ですが、

加えて販売実績か、

御自身の販売に対する取り組み方(お客様への関与の仕方)をアピールすることをお忘れなく!


やったことが無いから分からない…アピールしようがない…

大丈夫です!

この「マネキンマニュアル(販売の教科書)」では、

この章以降で

「商品の選択に関与してお薦めする商品を買っていただく」

具体的な方法、だれでも実践可能な方法をお伝えしていきます。




後書き
本ブログでは、自身の販売経験や販売スタッフ派遣の経験から、販売の現場で要求されている内容とそれに対する対応の方法、何より販売力のある販売員としてどう有るべきかをお話ししています。

内容はブログタイトルの下にある、ページのタグ マネキンマニュアル/販売の教科書 に目次としてまとめてあります。

これから販売の仕事をやろうとしている人、店舗で新規の販売員を教育しなければいけない人、小売りの現場で外部からの販売員を短期雇用する人など、販売力を強くしていかなければならない人たちの何らかの一助となれば嬉しいです。

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